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ラス・サリニージャス周辺の荒野
マカロニウエスタンの荒涼たる灰色の荒野の風景は、ラス・サリニージャス近辺の谷あいで撮影されたものが圧倒的に多い。
人が住める環境ではないので、当時の荒野はそのままの手付かずの状態で残されている。
ただ、ロケ地への道は長年の浸食作用のおかげで、ほとんどが寸断されてしまい、自分の足と体力だけで巡ることとなる。
GBU 続・夕陽のガンマン 1966 / May 2005
Arizona Colt (Man from nowhere) 南から来た用心棒 1966 / May 2005
ちなみに、これらは同じ谷での撮影だ。
左の場所から、よっこらしょっと谷を上がると、右の展望が開ける。
楕円の赤丸の部分を比較すると、同じポイントだと分かっていただけるかも。
ここは、北に伸びるフリーウェイのすぐ脇。
砂塵に血を吐け
ここも同じ場所からのショット
Wanted 荒野の一つ星 1968 / May 2005
ちょっと撮影ポイントをひと山間違えたか…いや、撮影ポイントも高すぎた…
炎天下の中、かなり苦労して這い登ったのに〜
(このキャプチャー画像を持っていくのを忘れたので、勘で見当をつけて撮影したのであった)
Deserter デザーター 1970
Blindman 盲目ガンマン 1971
Reason to live,reason to die 要塞攻防戦 1972
May 2005
Reason to live,reason to die要塞攻防戦 1972 /Blindman 盲目ガンマン 1971
この様子を見ると、盲目ガンマンの撮影のほうが後のような気もする…
May 2005
わずかながら、この柵はまだ残っている。
1980 Michel's photo collection
1980年当時の様子を、友人のMichelが送ってくれた。
Thanks to Michel Commes
Django shoot first復讐のジャンゴ・岩山の決闘 1966 / Johnny Yuma 皆殺し無頼1966
さすがに、1966年には、まだ柵もセットも出来ていないのであった。
May 2005
Django shoot first 復讐のジャンゴ・岩山の決闘 1966 /Blindman 盲目ガンマン 1971
May 2005
A man and a Colt
Rambla del Cautivo
10,000 dollari per un massacro二匹の流れ星 1967
おなじみの二匹が出会う有名なシーン
背後に見える小山だが…
(右の写真は、住居の入り口のある反対側から撮影)
Johnny Yuma 1966 / 皆殺し無頼
40年近い月日を経ても、侵食や崩壊が進んでいないのが不思議なくらいだ…
この小山は、実は、洞窟住居であった
撮影当時、人が住んでいたのだろうか…
入り口は狭いが、中はとても広くて、涼しく、快適な居住空間だ。
2005