工房紹介
【革工房エル・パソ】
『エル・パソ』というのは本来スペイン語で『峠』や『小道』のような意味合いなのですが
実在するテキサスとメキシコとの国境にある町の名前からいただいたものです。
私が、少年の頃見た西部劇に登場したのが『エル・パソ』の町でした。
その言葉の心地よい響きが忘れられずとうとう、工房の名前にしてしまいました。
【革工房エル・パソ】は、テキサスの荒野とは似ても似つかぬ、中部地方の知多半島の付け根の半田市の北、阿久比町というところにあります。
【革工房エル・パソ】で活躍している古い足踏みミシン(セイコー製17型TE-1)と工房主宰、保田芳文(やすだよしふみ)です。
1957年生まれ。中学校の卒業間際に愛用していた通学カバンを解体して、
当時流行っていた西部劇のガンベルトを製作してしまったのが今の仕事の原点です。
素材となる皮革や金具などの買い付け、仕入れからデザイン、縫製などすべてをひとりでこなしております。
外で寝るのが大好き。旅と宝捜しがエネルギーの源です。
『マカロニウエスタン』のロケ地探しというディープな趣味もあったりします。
HP http://y-yasuda.net/
2012年から長男の徹(とおる)が、それまで修行してきた中国料理のコックの道を外れ、
工房のあとを継ぐべく新たな修行の末、自分自身のブランド「TLW」を立ち上げました。
『野性』を制作テーマとして、革の持つ特質を十二分に引出すこと。
キズ、穴、染色むらなどもデザインとして生かし、一枚の革を大切に扱い、十二分に使いきること。
デザイン的、技術的に、既製品や大量生産品では生産不可能な分野の作品を作り続けていくこと。
食肉の副産物と言えども、動物達への感謝を常に忘れないこと。
こんなことを制作コンセプトに掲げた当工房から生まれた作品を、どうかごゆっくりご覧ください。
どこかに、【野趣】や【郷愁】や【旅情】のようなものを感じていただければうれしいなと思っています。
このホームページに掲載されている作品群は過去にオーダーを受けて制作したものであったり、
また、私の思いつきで制作されたものであったりしたものです。
定番化されていて常時在庫があるという性質のものではありませんので、どうかご了承ください。
また、ここに掲載されている作品と同一のものを制作依頼された場合でも、天然皮革という素材ゆえ、
同一のものが出来ない場合が多々ありますので、その点もどうか重ねてご了承ください。
どうぞ、詳しいことはご遠慮なくメールにてお問い合わせください。
【工房所在地】
〒470−2205
愛知県知多郡阿久比町萩凸清水30−1
Tel 080−6965−5874
email :