「ランブラ・ヴィシアナ」は、「ミニ・ハリウッド」のすぐ西側に延びる谷間で、
ホアキン・ロメロ・マルチェント監督の「墓標には墓標を」(TV)《1963年制作》
のために牧場のオープンセットが作られた。ただ、私はこのセットが上記の
作品以外で使われたのを見た記憶がないのである。
I tre spietati 1963 「墓標には墓標を」(TV)
しかし変わらないもんだなあ…もうすぐ50年経とうとしてるのに。
雨が少ないということなんだよな。
ちょっと撮影角度がきびしいナ…も少し左からだろう
この比較写真はどうかと思うが、まあご愛嬌ということで…
ちなみに、この崖の上を歩いていて、娘から子供ができたという電話が入り、
大喜びしたという経緯がある。この崖はこう見えても結構高い。
踏み外すと間違いなく死ぬと思う。
2枚の写真を合成したが、面倒だったのでトーンの調整を省いてしまった。
また後日にでも…やらないだろうな
落ちると死ぬ崖の縁から撮影
May 2009
しかし、この「墓標には墓標を」は、演出がきめ細やかで、
復讐の物語ながらも上品な感動を与えてくれる初期の傑作だ。
グロリア・ミランダの熱演に、3人の子供たちの成長過程のとても
分かりやすい描写。リズ・オルトラーニのアップテンポながらも
切ない音楽が、さらに感動を後押ししてくれる。お勧めの作品。
Oasis
さて、このロケーションから自転車で5分ほどのところにメジャーなロケ地がある。
「夕陽のガンマン」金庫こじ開け現場
でも2011年にはこんなになってしまい、かろうじて同定できる…かな。
さらに自転車で10分ほど谷を登ってゆくと…
街道筋にこんな廃屋が建っている
そこは…
こんなシーンが撮られた場所だったのだ。
ここで寝るのも面白いと思ったのだが、ヒツジの骨とか
落ちていてなんだか不衛生そうなので断念した。
壁には、このロケーションを知る人たちの落書きがあったりする。